社団法人熊本県サッカー協会
井薫会長ブログOldDreamerの戯言

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第3回 JFAアカデミー開設に向けたフォーラムを終えて

宇城市に平成21年開校をめざす、JFAアカデミーのフォーラムが2月17日宇城市で行われ、日本サッカー協会の田嶋幸三専務の基調講演とパネルディスカッションが行われた。21日の熊日の紙面に大きく報じられたので理解を深めて貰えたと思うが、紙面の都合もあり要約されたものなのでパネラーとして参加した私の意見を伝えておきたい。

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(写真:フォーラムの開会にあたって挨拶をする井 薫会長)

田嶋さんの講演は著書「『言語技術』が日本のサッカーを変える」をベースにしたものだったが、文中にアカデミーはサッカーの技術向上ばかりではなく、論理的な物の考え方、表現方法、語学力の習得、国際的に通用するマナーを身に付ける事等を説き、「サッカーバカ」を育ててはいけないとも言及している。私もこの点には共鳴する。われわれの周辺には指導に熱心な余り、結果を求める余りに、あたら大成する素質の芽を摘む様な行為がないとは言えない。以前、ゴルフの清元登子さんの話に「アメリカの女子のトッププレーヤーの多くは幼児から12歳頃までに3~4の他の競技を経験している。それが最後には大きな力になる」こんな内容だった。いみじくも宇城市出身の日本代表の巻誠一郎選手は高校2年頃までサッカーとアイスホッケーを両立させたのよく知られた話。つまり、一つだけの競技では巧緻性、柔軟性、バランスを含めた身体能力等は身につかない。指導する立場の人も、他の競技を見たり、本を読んだり、スポーツ以外にも目を耳を貸すことが、つまりは自らが携わる競技の道を極める事になる。“急がば廻れ”だ。
広い意味で「スポーツバカ」ではなく、豊かな人間性を持つ若者を育てて欲しい。
さらに田嶋さんが提唱する、挨拶と身だしなみにも気を配りたいものだ。これは子どもたちに求める部分もあるが、大人の我々も気をつけたい。
この点で、これは今回の宇城市であった事ではないが、最近感じることにスポーツの現場を取材する立場のメディアにも、挨拶もなければ会釈もない輩が多くなったと思う。以前はスポーツ取材の記者自身が礼儀正しく、こざっぱりと清潔感があったものだ。時代の風潮と言えばそれまでだが、なにかの勘違いかも知れない。

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(写真:フォーラムには、JFA田嶋専務理事、ロアッソ熊本池谷監督、熊本大学後藤准教授、宇城市阿曽田市長と井 薫会長が参加し、熊本日日新聞森永運動部長の進行で進められた。)

少し横道にそれた。~なぜ宇城市なのかと言う点~、阿曽田清市長は地元の子どもたちの刺激になり、地域おこしにつながるとその目的を語ったが、私は加えて宇城のスポーツ熱の高さを語った。「永年、熊本県の競技力向上に携わった者として、この地域の競技レベルの高さは伝統的で、それは熱心な多くの指導者の存在を抜きに語れない、そして限られた種目ではなく数多くの競技が競い合う好作用の結果だろう」と、実際、この地区から国内だけでなく、国際的なアスリートを数多く輩出している。熊本県のそして九州の中央に位置する立地と共に、スポーツの盛んな土地柄、多くの皆さまに理解をいただき怠りなく準備を進めたいと思う。