社団法人熊本県サッカー協会
井薫会長ブログOldDreamerの戯言

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第7回 タイミング

ほとんどのスポーツの好プレイはタイミングだと言える。
バレーボールのアタックやブロック、ラグビーのスクラムハーフからスタンドオフへの展開、バスケットやハンドの空間処理、アメフトのロングパス、野球ではダブルプレイのセカンドベース上のクロスプレイや、ファーストへのゴロの打球にピッチャーがファーストベースに入りトスを受けるタイミングなど様々な競技で目にする部分である。

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(写真:熊本県総合サッカー選手権決勝=2008年3月23日、水前寺競技場)

平成19年の5月からサッカーに携わり、キッズからJリーグ、あるいはW杯を頂点とする多くのゲームを見て感じることは、サッカーという競技の得点シーンの多く、またゴールキーパーがコーナーキックをはじめゴール前での飛び出してのボール処理、まさにタイミングだと思う。成功はグッドタイミングであり、失敗は日本語で表せば、間が悪いと言うことになる。間と言うことでは柔道、剣道、空手等の武道、そしてボクシングのカウンターもまさに間合いだと思う。

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(写真:熊本県チャンピオンシップ大会決勝=2008年3月16日、水前寺競技場)

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(写真:九州各県フットサルリーグ決勝大会に出場した、熊本代表のNARU(白)=2008年2月16日、鹿児島県姶良町体育館)

サッカーが他の球技と著しく異なるのは手が使えないこと、人間の身体の中で一番、意志に応えられる部分は手であり、ボール操作においてコントロールや微妙なテクニックも、練習を重ねれば習得できる。野球の投手が幾つも変化球を操るのが好例。
足は人間の基本動作の歩き、走るためのものでボールを操作するには一番不向きの部分で、その難しさは手を使う競技の比ではない。
しかし人間はその足でボールを蹴り、パスをすることで競技が成り立つ不確かさ、面白さに気づいて、世界中の人が楽しみ今日の隆盛を築きあげた。
人は練習を重ねることで、十分と言わないまでもそれなりにボールを操り、上達することで、その精度をあげて行った。つまりは、以前にこのコーナーで「強くなり、上手くなるのに早道、近道はない」と書いたが「練習の積み重ねこそが王道」である。
それ以前に素質と言う点も重視されるが、「努力に勝る天才なし」「努力は裏切らない」スポーツ界でよく聞く言葉だが、その通りだと思う。

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(写真:ゴールキーパークリニック=2007年12月15日、菊陽杉並木公園さんさん多目的広場にて)

それでは、ドンピシャリのタイミングはどうすれば自分のものに出来るか、それは味方の選手とのものであれば、繰り返し、反復でのコンビネーションが不可欠であり、個人的には状況判断と、どんな態勢からも即応できる身のこなし、それを支える筋力、瞬発力、下半身の安定などのフィジカルの部分だと思う。
それはゴールキーパーの飛び出してのセービングも、私の似通ったハンドボールのキーパー育成の体験から言って同様だが、キーパーの場合は、加えて「勇気」だと思う。それは他のプレイヤーは仲間がいるが、キーパーは独りきりであるということ。多くの相手の攻撃者に囲まれて孤軍奮闘であり、そこには勇気が求められる。もちろん味方のディフェンスとのコンビでシュートをクリアする場面が多いほど、意のままのゲーム、つまり勝ちゲームだと言える。Timing~あらためて辞書をめくると「もっとも良い時機を選ぶこと」とあった。Good Timingを目指そう。