第87回全国高校サッカーの熊本県予選の決勝が11月15日KKWINGで行われた。大津高校対ルーテル学院戦。今回のタイトルの「考える足」はバックスタンドに陣取るルーテルの応援席の大きな横幕にあった。もちろん、フランスの哲学者パスカルの有名な言葉の「人間は考える葦(あし)である」をもじったものだが、サッカーという競技におきかえると、「考えない足」や「考え過ぎる足」などさまざま、短い言葉だが、過熱したスタンドだけに、ホットするのと同時に実に味わい深いキャッチコピーと感心した。

さて、決勝戦は大津が2:1でルーテルを破り、2年ぶり13回目の出場権を手にした。大津のチームコンセプトは「つなぐ」とあったが、前半30分のコーナーキックからの先制点と、その直後の2点目もまさにつないでの得点だった。ルーテルも後半に得点して追い上げ、再三、得点のチャンスがあったが及ばなかった。前半にあった幾つかのビッグチャンスを逸した事が勝敗を分けた。
16日にはJFA(日本協会)会長、9地区訪問会議が福岡で行われ、県協会からは北岡専務理事と私が出席した。新しく就任された犬飼基昭会長からは、川淵前会長の協会運営の方向性の継承が大切である事が語られ、その中で特に「育成」と「女子の強化」を強調された。
「育成」については小4から中3までの期間が特に重要であり、世界の列強国の例も挙げられた。この点について熊本は来年4月開校のJFA宇城アカデミーの進捗の説明と、開校後の方向性をJFAの田嶋幸三専務理事に指導を受けながら進めている事、それに習っての県全体の取り組みを説明した。また、北京五輪での「なでしこジャパン」の活躍は国際的評価が高く、スウェーデンからも招聘を受けている事などの説明のあと、中学生年代の受け入先の開拓、また、Jチームにも女子チームを持って欲しく、調整していく事が明らかにされた。熊本も女子の強化については従来の問題点の見直しを含め今後の取り組みが急務である事を感じた。

また、来年1月20日のA代表とイエメン戦についての会長コメントは、17日の熊日新聞に詳しく報じられたが、「熊本の熱意と実績評価」とあり、熊本のサッカーの先達から今日に至るまでの確かな歩みが評価された訳で、皆で喜びたいし大会を成功させたいものだ、熊本開催の準備状況、九州各県協会への観戦依頼を北岡専務から行った。犬飼会長は東京から日帰りの日程で来福され、翌17日にはWCアジア予選のカタールに出発、多忙のなかの九州訪問であった。
スポーツの秋の真っ只中の今月、主なものでは22日はユニクロサッカーキッズ(U-6)2008、23日は県民共済2008なでしこサッカー大会、これはU-6から一般の部C(40歳以上)までの女子全般。また、隣接のコートではスペシャルオリンピックスの九州地区サッカー大会、いずれもKKWINGと周辺会場で行われる。また30日にはロアッソ熊本の今シーズンの最終戦、対サンフレッチェ戦が同じくKKWINGで行われる、今季終盤に安定した戦いを展開しているロアッソ、有終の美を期待したい。


















