1月20日のA代表戦まで10日余り秒読みと成った。7日(水)大会に向けた2つの行事が行われた。ひとつは熊本市民と共に盛り上げる「MATCH FLAGプロジェクト」がスタートした。これは対戦する日本とイエメンのイメージを基にした旗を市民参加で作成して、商店街やアーケードや空港や駅に吊るして、歓迎ムードを盛り上げようとするもので発案者は日比野克彦氏。東京芸術大学教授で日本サッカー協会(JFA)の広報委員、というより、平成19年12月から翌年の4月まで熊本市現代美術館で「HIGO BY HIBINO」展を開催、熊本城築城400年にちなみ、市民と協働事業で知る人が多いだろう。
国際試合における、国歌とフラッグ(とくに国旗)の重要性は、五輪や世界選手権等の大会でよく目にする光景だが、日比野さんはアーティストの視点で、両国のイメージを思い切りデザイン化しており、その楽しい雰囲気は見た人にインパクトを与えるに違いない。
それも描かれたものでなく、白い布に二つの国名とナショナルカラー、日時、場所を縫いつけて旗にするもので、それさえ揃えば他に規制はなく、作る人の思い、好みで仕上げるもので百人百様のMATCH FLAGがお目見えする。この企画、「JFAの国際ゲームの恒例のイベントなのか」との記者会見での問いに、日比野さんは『いや、今回初めての企画です、歴史のある街の、それでいて創造性豊かな熊本の人たちには賛同してもらえると思います』とコメントした。盛り上げに成功すれば、これからの国内における国際大会のイベントとして不可欠となる事も考えられ、熊本初、熊本発として嬉しい事になる。
もう一つはJFAによる大会実施概要の最終確認で、これには県警をはじめ輸送、警備、会場のKKWING、ロアッソの運営母体のアスリートクラブ熊本、県協会等が出席、マニュアルにもとづき多岐に亘る項目の説明、意見交換が行われた。
私は挨拶で『この大会は近い将来に日本単独で開催されるであろう2度目のワールドカップの開催地の資格に関わる事で、ぜひ成功させたい』とやや大見得を切ったが、熊本の次世代に夢をつなぐと言う意味では偽らざる気持ちを述べた。それはともかく、JFAの会議の進行はやはり多くの国際試合と2002年の日韓共催のワールドカップの開催実績に裏打ちされたもので、早めに会場入りする観客への大型映像でのVTRサービスからはじまる様々なホスピタリティーや、危機管理まで、綿密で、細部に亘った。会場となるKKWINGは1999年の国体、2001年の高校総体の開会式以後、初めての大観衆の大会で、文科省主催の前者は季節の良いときの休日の昼間で、参加者輸送も計画輸送であったのに比べ、真冬の平日の夜の観客それぞれのアクセスと条件的には、天と地ほどの開きがあり困難が予想されるが、皆さんにもご理解とご協力をお願いしたいものだ。
初めての試みの「MATCH FLAGプロジェクト」と、経験基づいた大会運営の双方の行事を経て、いよいよ大会は残すところ10日となった。
















