1月20日夜、KKWINGは日本対イエメン戦の満員の観客が両手に掲げたブルーフラッグで揺れた。『こるば夢見てやってきたっだもんな』『夢んごたるな~』私の座席は県協会の遠山和美、藤野健一両副会長の隣。二人の語り、つぶやきは、さながら遥かなる60年の協会の歩み。目の前に広がる光景に去来するものがあったのだろう。
幸いに天気にも恵まれ、気温も真冬の熊本にしては厳しい寒気でもなかった。
両国の国歌斉唱も厳粛でよかった。子供や若い人たちも姿勢を正したマナーは評価できたし、このような体験を親子や友人たちと共有できる事が国際ゲームの素晴らしさなのだ。
キックオフされると、二人の会話は私には格好のゲームの解説となった。
前半7分、岡崎慎司が先制すると『こら今日は5点ないくばい』、そうなれば圧勝と私はひそかに喜んだが、それからは圧倒的にボールは支配するものの無得点のまま前半終了。ハーフタイムに上階でコーヒーを飲んでいると、イエメン共和国在日大使館のモハメド・アルダイラミ参事官夫妻が近づいてきた。ゲームの始まる前に名刺を交換して挨拶は済んでいたので初対面ではなく、私が『良いゲームですね』と言うと、参事は『日本は強い、でも残り半分あると』と。後半2分、イエメンがフリーキックからファディリのヘディングで同点ゴールを決めると、8席ほど離れた彼が人差し指と中指を上下させてウィンクしてきた、これは「シーソーゲーム」のしぐさ。
後半が始まると、隣の二人の会話は『田中ば上に上げんと』、『巻はまだだろか』。その巻誠一郎が後半15分に登場した時、会場は大歓声に包まれた。そしていきなりコーナーキックからのパスに長身の巻が合せてのヘディングシュート、得点はならなかったがそれ以降相手のディフェンスが、巻の高さに注意が集まった。その6分後コーナーキックからの流れの中で、田中達也が頭で合わせて待望の2点目、この辺りのゲーム経過を、21日の熊本日日新聞は、岡田監督談話として、巻の「記録に残らないアシスト」と報じた。結局2-1での勝利だった。若手起用の岡田采配、もっと気迫のあふれる展開を見せてほしかったが、二人の解説者の『こるがサッカーですたい』の、くくりの言葉には素直にうなずけたし、多くの観客の大きな拍手と歓声は、ゲームへの満足度を示していた。
入場券完売と駐車場不足の課題に県協会は大いに悩まされたが、県警の指導と事前通知等で平日の夜の時間帯にも関わらず、大きな問題が発生しなかった事は、何より観戦いただいた皆さまの、理解と協力のおかげであり感謝を申しあげたい。近い将来のロアッソ熊本のKKWINGの満員のシュミレーションも出来たと思っている。日本協会(JFA)の幹部の方々からも満員の盛況のお礼、ねぎらいをうけたが、10月に開催が本決まりになってからの、熊本のサッカー関係者の大会成功に向けた熱い思いは、満員の観客の掲げたブルーフラッグで報われた。特に事務局の不眠、不休の頑張りを高く評価したい。




















コメント (1)
私も家族&友人、総勢9名で観戦しました。熊本での初A代表戦、とても愉しむ事ができました。ただ、残念なことは、終了後のスタンドのゴミ。今後も熊本での開催を望むものとして、個々のマナー意識を高め、熊本のサポーターの質をアピールしていくことが必要な中で、あの散乱状態はとても悲しくてなりませんでした。最後に、事務局の方々のご尽力に感謝致します。ありがとうございました。これからの熊本のサッカーを、そしてロアッソのJ1昇格を目指し私も微力ながら応援していきたいと思います!
投稿者: おても | 2009年01月23日 14:53
日時: 2009年01月23日 14:53